藤原航太針灸院

痛み・痺れ・麻痺・自律神経症状の難治例の検証と臨床

HPVV情報


諸症状の憎悪因子には傾向がある。その傾向は当初から薬物で治療出来る範疇ではない事を副反応に遭われた患者は散々と口頭や文面ベースでも教えてくれたはず。この諸症状は鎮痛剤や向精神薬の薬物治療の対象ではないと。それにも関わらず、この数年間、10代を中心とした患者にドレだけの薬物を浴びせてきたかと思うとゾッとする。
免疫抑制薬、向精神薬、鎮痛薬、抗認知症薬と、これらはワクチン禍で悩む患者以外にも既に数十年前から用いられ、その有害性と危険性、そして有効性が嫌疑されており、決して、どの年代の、どの症状の患者に対してでも安易に漫然と投与すべき薬物ではない事は分かっているにも関わらず、結局は同じ事を繰り返し、既に日本では5~6年経過している。残念ながら、このケースも過去の薬害事例と同様の道を歩んでいる。

少々気になる事があり、改めて情報が飛んできているので僅かに触れるが、ワクチン接種後の患者群に対し、ワクチン由来と示唆される患者群が過去の受療機関か現受療機関かは扠措き(と言う書き方を現段階ではしておく)、
「ワクチン接種背景有り+(接種後の期間関係無く症状を発した)身体疼痛や自律神経症状」を抱える患者群及び、ワクチン由来との関係問わず向精神薬を服薬している患者群に対し、
「これは○○病(精神病や自律神経失調症等が入る)ではなくワクチン由来だから」と言う事で、向精神薬の一気断薬を行っている傾向があるかもしれない。
これは全ての患者に一気断薬の指示を出しているか否かは定かではないし、仮にも漸減法を用いた場合でも、服薬期間によっては離脱症状を呈する可能性もある事、及び離脱症状の内容、そして向精神薬の性格の理解の説明、及びフォローアップが全ての患者に行われたかも定かではないが、
入ってきている情報群を精査する限りでも、ワクチンに目を取られ、向精神薬の性格迄は頭が回らなかったのかもしれない。仮にもワクチン由来の諸症状が改善されたとしても、向精神薬由来の症状が改善されていなければ、患者にとっては治ったと言う評価が出来る訳もない。
且つ、これらの諸症状は極めて類似性が高い為、判定を下すにあたっても、それがワクチンなのか向精神薬なのかと言う判定は一体誰が出来るのだろうか。それであれば、最終的に凡ゆる諸症状が改善するまで、由来が何であれ、リスクファクターと、そこから派生する凡ゆる誘発症状のバックアップは必ず要しなければならないものではないだろうか。
既に5~6年経過し、現在に至るまでも同医療機関を受診されている方々は恐らく相当数いるかと推定されるが、急性及び遅発性、遷延性を示唆する以下の3パターン及びオーバーラップ型の諸症状に関して、
向精神薬減~断薬後(一気断薬や漸減法含む)に発症しているようであれば、それはワクチン由来ではなく、向精神薬による離脱症候群の可能性も視野に入れなければならない。
A)易興奮性(イライラ、落ち着かない)不眠、悪夢、他の睡眠障害、不安の増大、パニック発作、広場恐怖、社会恐怖、知覚変容、離人感、非現実感、幻覚、錯覚、抑うつ、強迫観念、妄想的思考、激怒、攻撃性、易刺激性、記憶力、集中力の低下、侵入的記憶、渇望(まれ)、頭痛、痛み/筋肉の凝り - (四肢、背中、首、歯、顎)、ピリピリする感覚、痺れ、感覚の変容(四肢、顔、胴体)、脱力(例えば下肢に力が入らない)、疲労感、インフルエンザ様症状、筋肉がピクピクする(筋れん縮)、ミオクローヌス、チック、電気ショック様感覚、震え、めまい、もうろう感、バランス失調、霧視(ぼやけて見える、目がかすむ)、複視(二重に見える)、眼痛、ドライアイ、耳鳴り、過敏性 -(光、音、触覚、味覚、嗅覚)、消化器系症状 -(吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満感、嚥下障害)、食欲/体重の変化、口渇、金属様味覚、嗅覚異常、潮紅/発汗/動悸、過呼吸、排尿障害/月経異常、皮膚発疹、かゆみ
B)腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、インフルエンザ様症状、疲労感、頭痛、筋肉痛、脱力、発汗、悪寒、動悸、不眠、鮮明な夢、悪夢、めまい感、頭のふらふら感、回転性めまい、チクチクする感覚、電気ショック様感覚、振戦(ふるえ)、平衡障害、筋硬直、異常運動、不安、激しい興奮、発作的に泣く、易刺激性、過活動、攻撃性、離人症、記憶障害、錯乱、気分低下
C)かぜ様症状、頭痛、無気力、腹部痙攣、腹痛、食欲障害、下痢、吐き気/嘔吐、不眠症、悪夢、運動失調、目まい、立ちくらみ、めまい、ぼやけた視界、電気ショック感覚、痺れ、感覚異常、静座不能パーキンソン症候群、震え、攻撃性/神経過敏、攪拌、不安、気分の落ち込み
接種した患者年齢(年代)及び背景を持ち、且つ上記症状及び自然発症性の身体疼痛や自律神経系症状を抱える患者群に対しては3つの考察が必要でもある。
1)ワクチン接種後に生じた全身性に渡る強い炎症症状から生じた低酸素状態に伴う諸症状(低酸素状態が続けば、各種細胞の柔軟性の維持及び回復が出来ず、3)と類似性の高い症状(状態ではなく)に移行する懸念がある。世間一般で言う線維筋痛症の様な症状に当て嵌る)(※これは今度データ出します。今、何処いったか探しています)
2)向精神薬の急激な断薬に伴う離脱症状(遷延性離脱症候群)(遅発性離脱症候群)
3)成長期による、脊椎の成長に伴う脊髄のテンション過多に伴う神経根及び後根神経節由来の各当該脊椎高位の神経支配領域症状並びに、それに伴う脳幹や視床下部の支配領域症状
恐らく1)~3)が単独で生じている可能性は低く、その多くはオーバーラップ型である事が治療反応上からも示唆されるものであるが、治癒速度及び改善時の安定性等まで鑑みて考察しても、2)の向精神薬絡みの場合、やはり改善速度は遅く、且つ不安定な伸び方をしていくのはワクチン云々関係なく、向精神薬の常用量離脱及び減~断薬時に於ける離脱症状を抱えるワクチン接種を関係としない、且つ凡ゆる年代の向精神薬由来症状の患者群と同様である。

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